市民と議員の条例づくり交流会議2014  〜議会で未来をつくれるか!?②

2018年5月8日

分科会のコメンテーターの法政大学の廣瀬克哉さんと

 先日の全体会に続き、分科会の報告です。分科会のテーマは「議員間討議」「議会報告会」「わがまちの公共施設総合管理計画」の3つ。わたしは「どうする?!議員間討議」のグループに参加。というのも小平市議会では3月に可決した議会基本条例に議員間討議を盛りこみ、議会運営委員会で要綱づくりの協議をスタートさせたところなので、今後の議論の参考にしたいと考えてのことです。 

どうする?!議員間討議
 まずは参加者が5〜6人のグループに分かれ、所属している議会の議員間討議の状況や課題について話し合いました。すでに委員会に限定し、質疑と討論の間に必ず議員間討議の時間を設け会議録にも載せているという先進自治体議会の報告もありましたが、全体的にみるとまだまだ著についたばかりというのが現状です。始めてみたもののまだ慣れていないこともあり、自分が責められていると感じてやめようといいだす議員がいる、何をテーマにするかを苦慮している、会派としての結論が決まっていて議論しても変わらない、合意形成にこだわりすぎるとうまくいかないなどの課題が出されました。
 ですが、議会改革の流れの中で、議員間討議は大事な要素です。議会は何をやっているのかわからないという指摘がある中でひとつひとつの議案について議員同士で十分議論し、何故賛成なのか、あるいは反対なのかの論点を明らかにしなければ議会の透明性を担保することはできません。議員間での議論のプロセスをきちんと見える化することが市民への説明責任を果たすということであり、これをきちんとしておかなければ、議会報告会等の場面で、困るのは自分たちということになります。課題はあっても議員間討議は重要であるということをグループ討議を通して、確認することができました。

ドッジボールではなくキャッチボールを!
 アドバイザーの法政大教授の廣瀬克哉さんからは、議員間討議の現状について「キャッチボールをしたい人とドッジボールをしたいと思っている人がいる。市民はどちらを期待しているのかとの投げかけがありました。議員間討議の目的は相手を負かすことではなく、議論によって反対か賛成の選択以外の議会として新たな提案をしていく、それが二元代表制の一翼を担う議会の役割です。市民のための議会を目指し政策提案していく力をますますつけていかなければなりません。議員間の討議の実践の積み上げが今後ますます大事になってきます。
 小平市議会でも議会改革特別委員会、議会改革推進特別委員会では議員間討議を重ねながら条例を作り上げてきました。また委員会審査でも賛否の結論を出す前などには、休憩をとって議員間での議論をしています。これまでの実践を踏まえ、議会基本条例にも位置づけられた議員間討議を早期に実現したいと思います。議運の中でルールづくりがこれからは始まります。どうぞご注目ください。